欧州連合（EU）の行政を担う欧州委員会は30日、加盟国内での移動が自由にできる「シェンゲン協定」に東欧のルーマニアとブルガリアが31日に加盟するとの声明を出した。協定では、入国審査なしで国境を越える自由な移動が認められるが、ルーマニアとブルガリアについては、国境審査の撤廃は空路と海路に限定。不法移民を懸念して隣国が反対しているため、陸路での審査は続けられるという。